大阪市市民局委託事業「若者・女性への就労支援事業」
2018.04.05

【企業向け】若年社員の早期離職を防ぐには~若年社員がイキイキ働く職場をめざしてⅡ~

前回は、大阪労働協会が過去に実施した調査(JOBカフェ定着実態調査)から見えてきた若年者の離職防止のカギをお伝えしました。

就業者本人の”成長実感”が得られる環境をつくるために、若年者が自らが会社の魅力を探る機会を向上したり、先輩・上司の部下育成力の強化など、「人材育成」の重要性は昨今の企業様においては、周知の事実となります。

 

近年、企業に就職した若年者の早期離職が問題視される中、企業内において様々な「定着対策」が取り組まれております。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、企業が取り組んでいる定着対策について、企業内訓練の実施」が40.8%と多く、次に「本人の希望を活かした配置を行う」・「職場で話しやすい雰囲気を作る」・「職場の作業環境を改善」と、職場環境の改善を実施しているという回答が多く見られます。

 

一方で、若年者が求めている定着対策は、「賃金水準を引き上げる」が42.2%と圧倒的で、若年者と企業の認識の間に差が見られます。
こうした認識の差から生まれる”ストレス”が、若年者の定着の妨げとなるため、適切な「処遇(職場)改善」を実施することも、重要なポイントとなるのではないでしょうか。

今回は、平成26年-27年度に大阪府より受託し、(一財)大阪労働協会が実施した、
「地域人づくり事業(処遇改善プロセス)「若年・女性就労者向け離職防止等処遇改善事業(若年就労者向け早期離職防止タイプ)」より、企業の「処遇(職場)改善」事例を 共有させていただきます。

処遇(職場)改善

また、事業参加企業アンケートより取組事例をピックアップし、より詳しく取材をしたものをまとめました。
各社様々な取り組みをされていますが、共通した「コミュニケーション」がキーワードになっていたようです。
以下、社内の”きずな”を大切に取り組まれている事例を紹介させていただきます。

社内コンペや社員旅行の実施で能力の発揮しやすい職場に!

店舗をつなぐ社内報の発行で皆が”会社の一員”を実感

悩み相談できる「絆会」発足で、新入社員の早期離職防止に成功!

価値観の合う人材を確保し、行動を評価して職場定着率アップ!

若手社員が親睦会の幹事を担当!家族も含めた行事で交流を図る

徹底した理念の共有と信頼が社員の向上心・主体性を育てる!

 

「まとめ」

人材育成・定着のために、各社がどのような取り組みを行っているのか、 新たな設備投資などの大きなものから、社員の立場に立った小さな取り組みまでありますが、
企業がこれから処遇(職場)改善に取り組む際には、

自社の現状把握改善策の策定が必要になります。

自社にあった取り組みで、効果的な処遇(職場)改善に取り組んでいただければ幸いです。